2009年09月24日

自動車用電装品製造の潟fンソー勝山を訪問

国内最大の自動車部品メーカーで、世界トップシェアの製品も数多く有するデンソーグループ
その中で常に優れた製品の提供と技術開発に取り組む、株式会社デンソー勝山 山下 博久取締役社長にお話を伺いました。

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  写真_山下社長        写真_潟fンソー勝山

業務内容を教えてください。

当社では、自動車部品の中でも、発電機に使用される「電機製品」、ガソリンエンジンの点火に使用される「エンジン機器製品」、ガソリン・排気をコントロールする「機能品製品」を製造しています。
電機製品として、オルタネータ(車のバッテリーに充電する為の発電機)の部品を製造していますが、世界で走っている自動車の約3分の1にデンソー製のオルタネータが使われているんですよ。

すごいですね。まさに世界規模の会社ですが、入社したきっかけを教えてください。

もともとは車が大変好きでした。入社は1972年で、当時人気のあった会社は鉄鋼業などでしたが、自動車の分野でのエレクトロニクス化が進むのではないかと思っていたので、出身の熊本から会社のあった愛知のデンソー(当時の日本電装梶jへ入社しました。

今のデンソー勝山にはいつ来られたのですか?

デンソー勝山の社長に就任したのは2004年です。その年は大型台風がこの地域に上陸(台風23号)して、電線が切れたりなどの被害で工場を動かすための電力を確保するのに大変苦労した思い出があります。勝山の地には、今まで大型台風の上陸がほとんど無かったため「山下さんが台風を連れてきた」とも言われました(笑)

この地域の印象はいかがでしたか?

勝山の人はいい人が多く、地域のつながりもあり、みんな仲がよく、とけ込みやすい印象があります。ただ、勝山での単身生活で経験することになった人生初の自炊生活には困りましたね(苦笑)。

ご苦労されたのですね(笑)。では、現在、特に力を入れて取り組んでいることは?

デンソー勝山にしかできない、特色のある分野を作り競争力の強化につなげたいと考えています。その昔、先輩から「奈良の鹿になれ」と教わったことがあります。奈良→○○ならできる、鹿→○○しかできない、という意味で、社員にもそうあって欲しいと思っています。

なるほど!いい言葉ですね。ではその社員となるべく、どんな方を採用したいですか?

まず、チャレンジ精神のある人、そしてコミュニケーション能力のある人。自分の主張や考えをしっかりと相手に伝えることができる人ですね。会社では一人一人が問題意識をもって課題に気づき、解決していく事が大切です

人材育成についてはどのようにお考えですか?

デンソーグループの基本は「ものづくりは人づくり」。技術開発も大切ですが、まずは、社会貢献も視野に入れた人材の育成が大切だと考えています。
例えば、地球には重力がありますよね。その重力は人のモチベーションまでも下げてしまう、上昇志向があって、やっと水平(現状)が保たれるわけで。ですから現状に満足するのではなく、新たな分野への挑戦を常に続けていかなければと考えています。現在、4名の社員がデンソー本社で実務研修を受けていて、将来に向けて、技術と人づくりについて取り組んでいます。

人づくりとして、社長ご自身、社員との接し方などで何か気をつけておられることは?

一日に2、3回は工場の現場をまわって社員に声掛けをしています。社員がよろこんでくれたのは、昨年行った北海道の社員旅行。
新入社員が入れば歓迎ボーリング大会や潮干狩りにもみんなで行ったりします。組織では、セクションにとらわれず、横のコミュニケーションが大切ですので、そう言った面でもプラスになると思います。

楽しそうですね。では、社長の現在の趣味は?

ドライブや小旅行ですかね。愛知県岡崎(社長の自宅)まで車で帰ったり、5月には、軽井沢までこちらから車で旅行しました。

昔から車がお好きだと伺いましたが、学生時代はどのように過ごされたのですか?

学生時代ですか、う〜ん、勉強はあまりしなかったですね(笑)。熊本での学生時代は硬式テニスに夢中でした。今でも当時の仲間とは付き合いがあって、先には還暦祝いの同窓会を開く予定もあります。学生時代の仲間は人生の宝ですね。

同感です。では最後に今後の目標と課題をお願いします。

デンソー勝山が今後も発展し続けるよう、会社としての競争力を強化し、そのためには課題として人材育成と技術力のアップを目指していきたいと思っています。


今春入社した中嶋佳太さん(24歳)と入社2年目の川口沙輝さん(19歳)にお話を伺いました。

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  写真_中嶋さん         写真_川口さん

どうして入社しようと思いましたか。

(中嶋さん)福岡出身ですが、大学は岡山でしたので、就職活動の中でデンソー勝山へ入社しました。
(川口さん)地元であることと、入社前に2回ほど会社訪問しまして、みなさんがやさしく挨拶して下さって、温かい雰囲気のある会社というイメージがあって入社しました。

現在の仕事を教えてください。

(中嶋さん)社内用パソコン、サーバー等のメンテナンスや管理が担当ですが、いろんな事を勉強する意味から、生産ラインの補佐業務も行っています。
(川口さん)オルタネータの中身であるブラシなどの加工、はんだ付けや組み付け、検査を行っていて、ローテーションでいろいろなラインの仕事を勉強しています。

困ったことはありますか?

(中嶋さん)現在、今の仕事を一人で行っているので…教えてくれる人がいないことです(苦笑)。学生時代は科学・物理を専攻していたのでコンピューターについての知識は会社に入って調べながらやっています。
(川口さん)私は特にありません。周りの方々に支えてもらっているので、わからない事はすぐに教えてくれて、とても感謝しています。

学生時代の思い出を教えてください。

(中嶋さん)よく友達とマージャンをしていました(笑)。あとは接客のアルバイトをしていました。
(川口さん)わたしもアルバイトをしていました。あと、草花の勉強をしていたのでいろんな植物を育てたりしていました。

今、頑張っていることは?

(中嶋さん)仕事について、やるからには勉強して一生懸命、知識を習得したいです!社内研修などで実際にいろいろと勉強をしています。
(川口さん)今の仕事を頑張っています。会社の人に認められる人間になりたいです!今は会社のために自分ができることを頑張りたいです。例えば、部品の不良品を見つける改善活動(品質を向上するための自主的な取り組み)などです。

社会人になって感じることは?

(中嶋さん)責任の重みです。一人の責任が会社全体の責任となるわけですから。作業している人たちのためにも、1秒でも早く効率の良いシステムを構築することは、とてもプレッシャーを感じます。しかし、任されていることを実感することでやりがいもあり、楽しいです。
(川口さん)コミュニケーションがとても大事だと思います。コミュニケーションの仕方ひとつで変わることもあり、難しいし責任感もあると思います。(不良品を)一つ見逃すと被害がとても大きく責任を感じます。あとは、学生時代のアルバイトと違い、会社から給料がもらえることは楽しみです(笑)。

これから就職する人へアドバイスをするとしたら?

(中嶋さん)アルバイトや部活の経験は会社で仕事をする上で必要だと思います。実際の仕事は立ち仕事が多く、結構大変だったりしますから。
(川口さん)高校時代、先生から教わったのですが、自分の長所を発見することだと思います。そして、長所を生かした自分にあった事を早く見つけることだと思います。

最後に自社をPRしてください。

(二人)明るい会社でコミュニケーションも取れていて、あいさつを大事にして、気持ちの良いあいさつができる会社です。また、品質向上や技術の向上を社員が一体となって頑張っているので、やりがいがあります!

取材後記
デンソースピリット―世界12万人のグループ社員の一員として社会から信頼と共感を得られる企業へ。お話を伺った二人の社員から感じた熱いまなざしと温かな会社の雰囲気は、社長が語られた「ものづくりは人づくり」を形として表されたものに感じられました。みなさんがふだんお世話になっている車もデンソースピリットを込めて作られたものかもしれませんね。―職人たちの精神に感謝!―
(取材:国本、町田)
posted by tsuyama-sangyo at 17:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 潟fンソー勝山