JSTグループのTV取材を行いました。
企画 津山圏域工業会
製作 株式会社テレビ津山
2011年05月16日
2008年01月15日
コネクタ総合メーカーの日本圧着端子製造梶A ジェイ・エス・ティ電子工業鰍訪問
国内1、2位を争うコネクタ総合メーカーである日本圧着端子製造内田 佳秀執行役員 院庄生産技術センター所長にお話を伺いました。

写真_内田所長


写真_ジェイ・エス・ティ電子工業梶^日本圧着端子製造
業務内容を教えてください。
当社はコネクタ(電気接続部品)メーカーですが、生産技術センターではコネクタを生産する自動組立機や金型を製作し、ジェイ・エス・ティ電子工業ではコネクタ生産を行っています。
津山は国内の拠点として、当社の中でも3本の指に入る大型工場です。
なぜ入社されましたか
津山高専の金属工学科を卒業し、1980年に入社しました。実は当時就職難で、私は地元に残りたかったのですが県北からの求人が数社しかない状況でして、少ない選択肢(笑)からこの会社に入社しました。
入社してからどうでしたか
入社してから、設備の部品加工を10年、設計を10年やりました。学校ではあまり勉強していなかったので(笑)、入ってから教科書を再度見直したり、専門書を読んだりと大変でした。
どんな学生時代でしたか
最初高専に入ったとき、劣等感を感じるくらい周りが優秀でした。しかし、2年になった時ぐらいから余裕が出てきて、それから遊んでばかりでした(笑)。
それでも、クラスの半分程度が留年するくらい厳しかったので、1年留年して、なんとか卒業できましたけど(笑)。
まあ、今では、友達が人の2倍いるくらいにしか思っていませんが・・・。
それとバイトもしました。市のゴミ収集車にも乗ったことがありますよ。
人材育成にはどう取り組まれていますか?
先輩社員によるOJTが中心です。また、当社の技術を後進に伝えるべく、マニュアル(英文)を作成し、海外研修者の教科書としての使用も計画しています。
どんな方を採用しますか
やはりやる気がある人ですが、基礎学力も必要だと思います。技術的な問題を調べていくにしても、本の内容を理解できなければなりませんから。
また、早くできる器用な人だけでなく、遅くても確実に習得できる人も必要です。
面接には、私も加わりますので、そのあたりを集中的に質問し、採用しています。
社員との接し方で気をつけておられることがありますか
以前は壁を作らない、友達感覚で若い社員と付き合ってきましたが、近すぎて叱れないことがありました。ですので、少し距離を置くようにしています。
褒めるだけでは育たないので大事なときには叱るようにしています。叱らなくても社員には充分怖い存在のようですが(笑)。
趣味は?
若いときには何でもしました。ゴルフ、釣り、スキー、未だに麻雀は恩師としたりしてますよ。
学生のときにどんな勉強が必要だと思いますか
詰め込むのでなく、「なんで」という知的探究心を持つことが大事だと思います。そこで自分で調べる、ちょっとネットを見たり、他人に聞いて調べたように思うのでなく、深く掘り下げて考えてそして、きちんと理解して欲しいですね。
もう一つ、何か一つでも集中してやって欲しいですね。人の持っている能力はそんなに変わらないはずなので、あきらめずやって欲しいと思います。
それと17や18で人生そんなに深く考えている子はいません(笑)。親や先生、周りの大人が指南しないと、自分だけでは気づかないのではないでしょうか。
目標と課題は何ですか
1つは世界一のコネクタメーカーになることです。その為には海外に進出している工場の技術力を高めなければいけません。
津山から、生産ノウハウや生産技術ノウハウを提供し続け、共に成長して行こうと思っています。
2つめは津山の生産技術センターを技術でトップにしたいと思います。海外に抜かれては国内工場の価値がありませんので、技術刷新が課題ですね。
H19年入社の日本圧着端子製造渇@庄生産技術センター2課の青山 正太郎さん(S56年生まれ)にお話を伺いました。

写真_青山さん
どうして入社しようと思いましたか。
先生の紹介と先に友人が入社していて「いい会社」だと聞いていたことが決め手になりました。
入ってみていかがでしたか?現在の仕事を教えてください。
最初は雑務もありましたが、今は組立をやっています。優しい先輩がいるので、仕事は楽しいです。
困ったことはありませんか
最初はたくさんある部品の名前がわからなくて苦労しました。リストを見て、使って覚えましたので今は大丈夫です。
学生時代に何をしていましたか
津山高専でソフトテニスをしていました。ペアの友人も同じ会社ですが、現在米国で研修中なので相手がおらず(笑)今はしていません。
社会人になって感じることは
責任です。自分が組立したものが動かなかったらと考えると、やはり真剣になります。

これから就職する人にアドバイスをお願いします。
自分のやりたい分野をまずおおまかに決めて、そこから深く探っていけばいいと思います。その分野で何が必要か、例えば工業系なら製図は必須でしょう。必要とされる知識を学生の内に少しでも身に付けておければと思います。
日本圧着端子製造をPRしてください
製品のクオリティーの高さ、やはり技術力がすごいと思います。生産技術センターでは新開発に集中してやれる環境があります。それと先輩方がとても優しいですね。
H18年入社のジェイ・エス・ティ電子工業渇@庄工場生産技術課生産技術係の牧 正洋さん(S54年生まれ)にお話を伺いました。

写真_牧さん
どうして入社しようと思いましたか。
大学を出た後、明石で働いていましたが結婚して子供が生まれるのを機に、子供は故郷(真庭市久世)で育てたいと帰郷しました。
実は高校生の時に自社でアルバイトをしていて、いい会社だと感じていたので、中途採用に応募しました。
入ってみていかがでしたか?現在の仕事を教えてください。
機械設計がしたくて入社しましたが、希望通り設計と組立をさせて頂いています。

困ったことはありませんか
前の会社の業務と比べて寸法公差が非常に小さいことと、当初は顕微鏡を見慣れていなかったので目が疲れました(笑)。
学生時代に何をしていましたか
もともとモノづくりに興味があって津山工業機械科に入学しました。2年のときの先生に勉強すれば大学にも入れると聞いて、頑張って勉強しました。あの先生に出会わなければ大学には行ってないと思います。
また、部活では弓道をしていました。
趣味は
子供と遊ぶことくらいですかね(笑)
帰郷しなければ共働きをしなけらばならなかったと思います。今は専業主婦で両親とも同居し、子供も寂しくないと思います。帰ってよかったです(笑)。
これから就職する人にアドバイスをお願いします。
企業での実務のイメージがわかないと思いますが、バイトや働いている人のお話などでそうしたイメージがつかめればと思います。
ジェイ・エス・ティ電子工業鰍PRしてください
自分の目の前の仕事に集中できる環境があると思います。また従業員のモラルが高く、コミュニケーションもうまくとれています。技術を高める上で自分のスキルアップもできますし、技術者にはやりがいのある仕事ができると思います。
取材後記
「一度わが社を見てもらえれば、絶対よさがわかるはず。」
「技術者にとって探究心、向上心を満たしてくれる環境があります。」
と内田所長が帰り際に熱く語られたのが印象的でした。
津山市内で最大規模を誇る同社が更に発展されますよう、応援したいと思います。
(取材:山田、沼)

写真_内田所長


写真_ジェイ・エス・ティ電子工業梶^日本圧着端子製造
業務内容を教えてください。
当社はコネクタ(電気接続部品)メーカーですが、生産技術センターではコネクタを生産する自動組立機や金型を製作し、ジェイ・エス・ティ電子工業ではコネクタ生産を行っています。
津山は国内の拠点として、当社の中でも3本の指に入る大型工場です。
なぜ入社されましたか
津山高専の金属工学科を卒業し、1980年に入社しました。実は当時就職難で、私は地元に残りたかったのですが県北からの求人が数社しかない状況でして、少ない選択肢(笑)からこの会社に入社しました。
入社してからどうでしたか
入社してから、設備の部品加工を10年、設計を10年やりました。学校ではあまり勉強していなかったので(笑)、入ってから教科書を再度見直したり、専門書を読んだりと大変でした。
どんな学生時代でしたか
最初高専に入ったとき、劣等感を感じるくらい周りが優秀でした。しかし、2年になった時ぐらいから余裕が出てきて、それから遊んでばかりでした(笑)。
それでも、クラスの半分程度が留年するくらい厳しかったので、1年留年して、なんとか卒業できましたけど(笑)。
まあ、今では、友達が人の2倍いるくらいにしか思っていませんが・・・。
それとバイトもしました。市のゴミ収集車にも乗ったことがありますよ。
人材育成にはどう取り組まれていますか?
先輩社員によるOJTが中心です。また、当社の技術を後進に伝えるべく、マニュアル(英文)を作成し、海外研修者の教科書としての使用も計画しています。
どんな方を採用しますか
やはりやる気がある人ですが、基礎学力も必要だと思います。技術的な問題を調べていくにしても、本の内容を理解できなければなりませんから。
また、早くできる器用な人だけでなく、遅くても確実に習得できる人も必要です。
面接には、私も加わりますので、そのあたりを集中的に質問し、採用しています。
社員との接し方で気をつけておられることがありますか
以前は壁を作らない、友達感覚で若い社員と付き合ってきましたが、近すぎて叱れないことがありました。ですので、少し距離を置くようにしています。
褒めるだけでは育たないので大事なときには叱るようにしています。叱らなくても社員には充分怖い存在のようですが(笑)。
趣味は?
若いときには何でもしました。ゴルフ、釣り、スキー、未だに麻雀は恩師としたりしてますよ。
学生のときにどんな勉強が必要だと思いますか
詰め込むのでなく、「なんで」という知的探究心を持つことが大事だと思います。そこで自分で調べる、ちょっとネットを見たり、他人に聞いて調べたように思うのでなく、深く掘り下げて考えてそして、きちんと理解して欲しいですね。
もう一つ、何か一つでも集中してやって欲しいですね。人の持っている能力はそんなに変わらないはずなので、あきらめずやって欲しいと思います。
それと17や18で人生そんなに深く考えている子はいません(笑)。親や先生、周りの大人が指南しないと、自分だけでは気づかないのではないでしょうか。
目標と課題は何ですか
1つは世界一のコネクタメーカーになることです。その為には海外に進出している工場の技術力を高めなければいけません。
津山から、生産ノウハウや生産技術ノウハウを提供し続け、共に成長して行こうと思っています。
2つめは津山の生産技術センターを技術でトップにしたいと思います。海外に抜かれては国内工場の価値がありませんので、技術刷新が課題ですね。
H19年入社の日本圧着端子製造渇@庄生産技術センター2課の青山 正太郎さん(S56年生まれ)にお話を伺いました。

写真_青山さん
どうして入社しようと思いましたか。
先生の紹介と先に友人が入社していて「いい会社」だと聞いていたことが決め手になりました。
入ってみていかがでしたか?現在の仕事を教えてください。
最初は雑務もありましたが、今は組立をやっています。優しい先輩がいるので、仕事は楽しいです。
困ったことはありませんか
最初はたくさんある部品の名前がわからなくて苦労しました。リストを見て、使って覚えましたので今は大丈夫です。
学生時代に何をしていましたか
津山高専でソフトテニスをしていました。ペアの友人も同じ会社ですが、現在米国で研修中なので相手がおらず(笑)今はしていません。
社会人になって感じることは
責任です。自分が組立したものが動かなかったらと考えると、やはり真剣になります。

これから就職する人にアドバイスをお願いします。
自分のやりたい分野をまずおおまかに決めて、そこから深く探っていけばいいと思います。その分野で何が必要か、例えば工業系なら製図は必須でしょう。必要とされる知識を学生の内に少しでも身に付けておければと思います。
日本圧着端子製造をPRしてください
製品のクオリティーの高さ、やはり技術力がすごいと思います。生産技術センターでは新開発に集中してやれる環境があります。それと先輩方がとても優しいですね。
H18年入社のジェイ・エス・ティ電子工業渇@庄工場生産技術課生産技術係の牧 正洋さん(S54年生まれ)にお話を伺いました。

写真_牧さん
どうして入社しようと思いましたか。
大学を出た後、明石で働いていましたが結婚して子供が生まれるのを機に、子供は故郷(真庭市久世)で育てたいと帰郷しました。
実は高校生の時に自社でアルバイトをしていて、いい会社だと感じていたので、中途採用に応募しました。
入ってみていかがでしたか?現在の仕事を教えてください。
機械設計がしたくて入社しましたが、希望通り設計と組立をさせて頂いています。

困ったことはありませんか
前の会社の業務と比べて寸法公差が非常に小さいことと、当初は顕微鏡を見慣れていなかったので目が疲れました(笑)。
学生時代に何をしていましたか
もともとモノづくりに興味があって津山工業機械科に入学しました。2年のときの先生に勉強すれば大学にも入れると聞いて、頑張って勉強しました。あの先生に出会わなければ大学には行ってないと思います。
また、部活では弓道をしていました。
趣味は
子供と遊ぶことくらいですかね(笑)
帰郷しなければ共働きをしなけらばならなかったと思います。今は専業主婦で両親とも同居し、子供も寂しくないと思います。帰ってよかったです(笑)。
これから就職する人にアドバイスをお願いします。
企業での実務のイメージがわかないと思いますが、バイトや働いている人のお話などでそうしたイメージがつかめればと思います。
ジェイ・エス・ティ電子工業鰍PRしてください
自分の目の前の仕事に集中できる環境があると思います。また従業員のモラルが高く、コミュニケーションもうまくとれています。技術を高める上で自分のスキルアップもできますし、技術者にはやりがいのある仕事ができると思います。
取材後記
「一度わが社を見てもらえれば、絶対よさがわかるはず。」
「技術者にとって探究心、向上心を満たしてくれる環境があります。」
と内田所長が帰り際に熱く語られたのが印象的でした。
津山市内で最大規模を誇る同社が更に発展されますよう、応援したいと思います。
(取材:山田、沼)