2008年06月09日

食品用香料・香粧品用香料製造販売の小川香料株式会社を訪問

食品用香料と香粧品用香料の製造工場として勝央中核工業団地に立地されている小川香料株式会社 原田 公博 岡山工場長にお話を伺いました。
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写真_原田工場長           写真_岡山工場
 
業務内容を教えてください

食品や化粧品に使われる香料及び関連素材の製造を行っています。

−主にどんな製品に使われていますか

飲料、菓子、調味食品などの食品や、トイレタリー、ハウスホールド、化粧品などの商品に使われています。皆さんがよくご存知の商品もありますが、名前はご容赦ください。

どうして入社されましたか

大学の恩師の紹介があり入社し、東京の研究所に17年いました。15年前に研究所の一部が岡山工場に併設された際にこちらに来ました。
その後、工場の品質管理を経て現在の職に至っています。

−こちらに来られてどうですか

辞令を受けてから、家族を引き連れて赴任しました。ちょうど一番上の子供が高校受験前で大変でした。
津山は住んでみるといいところですよ。子供達は津山で育ったので、同窓会などで帰ってきます。

入社後印象に残っていることは

1つは自分の開発したにおいの「におい袋」が売れたことです。誰でも初めて手がけた商品が世の中に出るのはうれしいと思います。私もそうでした。

2つめは昨年全国危険物安全協会の理事長表彰を、当工場が受賞できたことです。これは今の社員だけでなく、諸先輩方が積み上げてきた実績によるものだと感謝しています。
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一番力を入れていることは

次世代の社員の育成です。今は単に仕事ができるだけでなく、安全・品質・環境・衛生への目配りができることやコンプライアンス(企業がルールに従って公正・公平に業務を遂行すること)の遵守など、多様な能力が求められていますので、そうしたリーダー的な社員を育てたいと考えています。

−具体的には人材育成をどう行われていますか

例を挙げれば数年に1度岡山工場とつくば事業所より30歳前後の社員を5名ずつ選抜し、日常業務の間をぬって社外講師による研修を1年かけて行っています。

他にもやる気のある方が自主的に行うe-ラーニング(パソコンやコンピュータネットワークなどを利用して教育を行なうこと)などにも補助を出しており、横並びではなく選抜して行う形になっています。

また、岡山工場では25歳前後の社員育成について新しい研修を検討しているところです。

−QC活動にも熱心に取り組んでおられるようですが

工場内に23のQCサークルがあり、製造部門では全員が参加しています。小集団で意見を出し合う中で自然と伸びてくる社員がいます。

また、改善提案では言いっぱなしにならないよう、上司に相談して実際に実行させるようにしています。そして実行した結果を報告してもらっています。年間賞もありましてわずかですが(笑)報奨金も出ますので、頑張ってくれています。

それと、改善提案は本社の知的財産部に集められ、特許性があるものは特許や実用新案になるものもありますので、モチベーションUPにつながると思います。
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どんな方を採用したいですか

考え方がポジティブでコミュニケーション能力や一般常識がある人ですね。

社員との接し方で気をつけておられることは

名前を覚えることと工場内になるべく足を運ぶこと、明るく接することですね。

趣味は

家からグラスハウスが近いのでよく行きます。
また、温泉めぐりが好きで近隣の温泉にもよく足を伸ばしています。

−お気に入りの温泉は

阿波温泉ですね。のどかな山里で泉質がよくお風呂も広くて気に入っています。

学生時代は何かされていましたか

大学紛争が盛んな頃でした。勉強を続けるのも大変でしたが、一方で人形劇のサークルに入り、小学校などで上演していたのが懐かしいですね。

目標と課題は

お客様に信頼されるパートナーとして一緒に仕事をさせて頂ける会社でありたいと思います。約束を守り続けることの積み重ねで得られる信頼、そうした信頼を頂くためにも人を育てることの大事さをいつも感じています。


H17年4月入社の生産技術部技術課 渡辺 奈々さん(S59年生まれ)にお話を伺いました。
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写真_渡辺さん

どうして入社しようと思いましたか

私は福岡の出身で、久留米高専の生物応用科学科在学中にインターンシップ先としてこの工場に来たのが縁で入社しました。

−それにしても遠くの会社に来ましたね

「香料」に興味を持ったので地域は関係なく事業内容で決めました。インターンシップでお世話になった際も社員の皆さんが良くしてくださり、遠くの会社ではありましたが、今後長く勤める事が出来そうだと思いましたので。

−津山の印象は

平野部で育ったので山が多く驚きました。少し寂しくなるときもありますが、自然が多くていいですね。

入ってみていかがでしたか?現在の仕事を教えてください

製造のサポート業務になります。仕事内容は事務職に近いですが、工場内だけでなく研究所や事業所ともやりとりがありますし、工場全体を見渡せる業務です。
今の業務もいいですが、他の業務にもチャレンジしてみたいと思っています。
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困ったことは

最初は重たい物を持つ際に大変でしたが、今は慣れたので大丈夫です。

学生時代は何をしていましたか

バイトは弁当屋さんで、部活は弓道部でした。

−今は何かされてますか

津山は近くに温泉が多いので、休みの日には温泉に行ったりします。最近、しばらくお休みしていた弓道を再開したので、練習を頑張って試合などにも出たいと思っています。
弓道は近くにできるところがなく、岡山(御津)まで行っています。
それと最近頑張っているのは料理です。

自社をPRしてください

「人」がいい会社だと思います。また休みや福利厚生などきっちりしていて働きやすい職場環境です。


H15年4月入社の生産技術部設備課 末武 征輝さん(S53年生まれ)にお話を伺いました。
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写真_末武さん

どうして入社しようと思いましたか

「ものづくりに携わりたい」といろんな企業の説明会に参加しましたが、「香料」に興味を引かれたのと企業のチャレンジする姿勢に共感して入社しました。

入ってみていかがでしたか?現在の仕事を教えてください

本社で3ヶ月の研修の後、配属先が岡山工場となりこちらに来ました。岡山工場では最初技術課で製造のサポートを行い、現在は設備課で機械のメンテナンスや保全、省エネの検討など行っています。
今の部署では上司や先輩のサポートがしっかりしているため、安心して業務を行えています。方向さえ合っていればいろんなチャレンジができるのでやりがいがあります。
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−津山の印象は

故郷の岐阜と同じで海が遠く山に囲まれ綺麗な川が流れる落ち着いた街ですね。
買い物などには不自由しませんが、映画館が少ないのが残念です。

それと最初は方言がわからなかったですね。「たいぎい」(笑)とか。
−「たいぎい」は標準語じゃなかったんですね(笑)

学生時代に印象に残っていることは

1年休学してワーキングホリデーという制度を使ってオーストラリアで1年間過ごしたことです。最初の3ヶ月間はシドニーでホームステイをしました。

おばあちゃんと2人だけの生活でしたが、すごく素敵な毎日でした。その後は一人旅に出て、ヒッチハイクやバスなどでオーストラリアを1周しましたが、その経験で「どんなことでもやればなんとかなる」、「とにかく一歩前に踏み出してみよう」と少し自分が変わった気がします。

今、頑張っていることは

大学で学んだ熱力学、流体工学等を仕事に活かす事と、必要な資格を取ることです。
幸い資格取得では会社から研修会等に参加させて頂けるのでありがたいです。

趣味は

映画、音楽鑑賞と写真を撮ることです。

−写真はどんなものを

人物・風景なんでもです。春には鶴山公園(津山城跡)で桜も撮りましたよ。

これから就職される方にアドバイスをお願いします

自分がどんな仕事をしたいのか学生の内に明確にできればと思います。そのためにも仲間内だけでなくいろんな人に会っていろんな考えを学んで、自分を創っていくことができればいいですね。

自社をPRしてください

岡山工場はエネルギッシュで明るい雰囲気です。チャレンジをサポートしてくれる体制があるので、意欲が高まると思います。


H12年4月入社の生産二部食品香料4課 岩本 誠さん(S56年生まれ)にお話を伺いました。
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写真_岩本さん

どうして入社しようと思いましたか

実は中学校入学後に荒れていた期間がありました。その頃、親にも心配と迷惑をたくさんかけたので、早く社会に出て迷惑をかけないようにしたいと高校在学時から卒業後は就職すると決めていました。
津山工業の工業化学科だったので、この会社なら活かせると考えたのと条件も良かった(笑)ので志望しました。

入ってみていかがでしたか?現在の仕事を教えてください

天然素材から素材を抽出し、濃縮する製造工程にいます。
具体的には加熱・冷却処理の後、固体・液体の分離、ろ過、濃縮といった流れになります。
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作業で難しいと感じることは

研究所より研究製法が送られてきますが、材料も天然の物が多く、温度など諸条件が異なる状況で製造しますので、いかに安定した品質のものを製造するか。経験も必要で難しいです。

趣味は

中高とバスケをやってきて社会人になってもしばらくやってきましたが、体力的にきつくなり(笑)、年取ってもできるものをやろうと1年半前からゴルフを始めました。職場でも22中10人くらいがやってるので、休憩時に話の中に入る上でも(笑)大事です。

−スコアは

嫁・子供がいるのであまり練習ができず(笑)、100目前といった辺りです。

今頑張っていることは

仕事では、自分も中堅になりつつあるので、若手の手本になれるよう頑張っています。
仕事は努力すれば返ってくると思うので、努力しているところを見せて若手にやる気を与えることができればと思います。
プライベートでは、家族サービスですね。家族のこともきちんとした上で、自分のこともやって行きたいと思っています。

社会人になって感じることは

社会では甘えが許されないですね。例えば私が何か法律に反することをしてしまうと、自分だけでなく会社や家族にも迷惑がかかります。

−中学の頃荒れていた時からどんなきっかけで今のように前向きになれたんですか

多分当時の自分を知る人に会うと「信じられない」と思われると思います。きっかけというより、このままではだめだとある時気づいたんです。それからは、今までの自分を反面教師にして努力しました。

これから就職する方にアドバイスをお願いします

中学生のとき、荒れていた反動で志望校に入れるレベルでは無かった学力でしたが、受験までに必死で努力し合格しました。高校でも努力したのでこの会社に入れたと思うので、いろんなことをあきらめずに努力して欲しいです。

自社をPRしてください

景気にも左右されず毎年採用があるので若い人が多いです。また若い人にもチャンスを与えてくれる会社です。香料はいろんな商品に使われ「縁の下の力持ち」のような存在ですが、作ったものが広く世の中で使われていることがモチベーションにもつながると思います。

編集後記
最後に取材した岩本さんの「努力は必ず返って来る」という言葉が印象に残りました。
若い人を温かい眼差しで見られていた原田工場長、清原部長、丸尾課長。
これからも若い人の努力を受け止める会社であって頂きたいと感じました。
(取材:小川、沼、町田)
posted by tsuyama-sangyo at 08:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 小川香料