2011年05月16日

タカシ産業株式会社 TV取材

タカシ産業株式会社さんをTV取材しました。



企画 津山圏域工業会
製作 株式会社テレビ津山
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2008年11月20日

タカシ産業株式会社を訪問

FRPタンク・サイロ・防水加工等、FRP成形の専門メーカーであるタカシ産業株式会社 近藤晶一 代表取締役にお話を伺いました。
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写真_近藤社長          写真_タカシ産業

業務内容を教えてください

各種FRPタンク・サイロを柱に、小さいものでは桶から大きいものでは船まで、大小問わず様々な FRP製品を製造・防水加工しています。
またFRPによる防水工事も執り行っています。

−FRPとは何ですか

Fiber Reinforced Plasticsといって樹脂(マトリックス)をガラス繊維(強化材)で補強することによって強度を著しく向上させた「繊維強化プラスチック」のことです。
「鉄よりも強く、アルミよりも軽く、そして錆びない腐らない」と言われています。

なぜ入社されましたか

私は東京で5年程サラリーマンをしていましたが29歳の時父が急死し、母親から呼び戻されました。

−大変だったですね。

実は就職活動を行う際に家族会議を開き、その当時父は「この会社は自分の代までだから好きにやれ」と言ってくれ、私も後を継ぐつくもりは全くありませんでした。
しかし、従業員や関係者含めてなんとかしないといけない状況の中、一人残った母も心配でしたので後を継ぐことにしました。

入社後、大変だったことは

ほとんど全て(笑)といっていいですね。元々この会社は、父が29歳のときに東京から帰郷して起こした会社で、ワンマン経営というかいろんな情報が父に集まっていました。
ですので、まず社長交代の挨拶を出す先がわからない状態で、名刺整理から始めました。

さらに、当時鳥インフルエンザ、狂牛病と立て続きに発生し、畜産・酪農業界は大きなダメージを受けました。弊社の製品は当時、家畜飼料用タンクがほぼ100%の状態でしたので影響が大きかった上、原油高騰で材料費がものによっては2倍になる状況で大変どころではありませんでしたよ(笑)。

社長就任後印象に残っていることは

最初は社員も不安だったと思います。ですからとにかく会社を存続させる為の結果を出すことに専念しました。ここ1年くらいで余裕も生まれ、やっと地元のJCや青年部などにも顔を出せるようになりましたが。

−どんなことをされましたか

まず、1つ目は主力のタンク事業の収益力向上です。
不採算部門だった東京営業所を閉鎖し、弊社が強い関西、中四国、北九州に注力させました。
弊社の強みはタンクの製造、設置、保管、メンテナンスまで自社で行えることです。
競合他社は製造と設置を外注しているところが殆どですので、原材料の値上がりを受け製品価格を上げざるを得ませんが、弊社では製造ラインの効率化、事務処理のネットワーク化等により製品価格を据え置くことができています。

またプロパー社員による一気通貫サービスにより、高付加価値サービスを提供して他者との差別化をはかりました。その結果、現在安定した受注につながっています。
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2つ目はFRP加工のノウハウを活かした新分野への展開です。
就任後自社HPの作成、パンフレットの刷新などを行い、ネットを媒体に弊社の保有する数多くのFRPマスター型の汎用性をアピールし、これを有効活用できる顧客からの提案型ビジネスモデル、マーケットの創出を行い、岡山県から経営革新企業として認定され、実商としてもHPから新規の引き合いが多くあり、これまで手がけていなかった製品も数多く受注できています。

3つ目は、職場環境の改善です。
父がものを大事にするというか、いろんなものが敷地に詰まれ、産廃置き場のようになっていたり、工場内も無駄なものがたくさんありました。かなりのお金をかけて敷地を整理して死地を活地化し、また事務所や休憩所などをリフォームしました。

また、FRPのプロとして進出した防水工事も軌道に乗ってきています。
お蔭様で昨年度決算は過去8年間で売上高、利益とも最高にすることができました。

−現在取り組んでいることは

通販サイトの立ち上げです。ゼロエミッションとも絡めて自社で廃棄しているFRPシートの切れ端や成形溶剤などを格安で販売したいと考えています。

−HPはいつもご自分で作られるのですが

はい一応(笑)。前職でSE的な仕事をしていましたので、HP等は自分で作れますが、実際の小売のノウハウがありませんので、もう少し詰めてから行いたいと思っています。

どんな方を採用したいですか

やる気があって長く勤めて頂ける方が一番ですね。知識、ノウハウは入社後に身につけて頂くことができますが、早く辞められると水の泡になっていまいます。

人材育成にどう取り組んでいますか

資格の取得を社費で行うようにしましたので、意欲的な社員が挑戦しています。もちろん報奨金や昇給なども関連付けて行っています。

社員との接し方で気をつけておられることがありますか

営業に出ることが多くまた社内でもシステム開発を行ったりしているので、あまり多くは接していません。ですが、話をするときはビジョンを伝えるようにしています。

それと、有給の取得や就業規則などを見える化しています。
また、社員からの提案はなるべく実現できるようしています。例えば工場内にUSENの音楽を流しているのも社員提案を受けて始めたものです。

学生時代の思い出は

サークルを作ったりバンド活動をしたり、根暗ですが目立ちたがり屋でもあるようです。(笑)

−米国留学では何を勉強しましたか

最初は就職前に思い出として1年くらい遊ぼうかと思っていましたが、父が遊びなら許さんと(笑)いうことで、結局2年間大学院で経営学を学ぶハメになりました(笑)。

趣味は

旅行です。最近は時間がとれず国内が多いですが、日常から離れられるようなところがいいです。

目標と課題は

事業の拡大より、社員、私も含めて楽しい会社にしたいですね。そのためにも人材を育てしっかり収益も上げていきたいです。みんな人生の大半は職場で過ごすのですから、できる限り楽しく仕事ができればと思っています。


業務部長の竹花 克正さんにお話を伺いました。
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写真_竹花部長

どうして入社しようと思いましたか

この会社の下請け工事会社で助手をしていた時に、FRPは他にない面白さを感じたので入社しました。当時、時代もそうでしたが会社の出入りも多く、いろんな人が辞めたり入ったりという感じでした。

会社で印象に残っている事は

30年位前、自給飼料対策事業などでサイロがどんどんFRPに切り替わっていき、毎日各県を渡り歩いていました。工場も24時間3交代でフル操業です。今のように高速道が無いですので前日夜に会社を出発し7時間くらいかけて現場に着くようなことがしょっちゅうで、お尻が痛くなりましたよ(笑)。

社長が急に交代した際は大変だったでしょう

不安はありましたが、なんとかしないといかん、逆になんとかなるだろうという思いでやっていました。

若い従業員と接するのに気をつけておられることがありますか

全く遠慮しません(笑)。遠慮すると向こうも遠慮すると思うので(笑)。
この職場は塗料の匂いや粉塵もあり、決して清潔で快適とは言えません。ですが、仕事を面白くするかどうかは自分次第だと思っています。若い人には自分から興味を持たせるようにしたいですね。

−どうすればやる気になってもらえるでしょう

上司が主観を入れずきちんと評価することでしょう。難しいですけどね(笑)。
また仕事を通じていろんな人に信用してもらえるような経験ができればと思います。

私はなるべく他の人と比べないようしてきました。若いときはどうしても他がうらやましく見えることがあるかと思います。
でも、仕事は何十年も続ければ必ず自分が納得できる結果が出ると思うのであせらず自分の仕事をしっかりとやっていって欲しいですね。

自社をPRしてください

FRP加工の技術を持っているので将来性があると思います。実際ここ数年の材料高騰などで同業他社も少なくなってきていますが、自社はバイオマスや食品残渣処理など新分野にも販路を拡げてきています。FRPは補修すればさらに強度が増す特徴を持っており、安価で施工も容易です。今後も他の材料からFRPに転換できる製品が出てくると期待しています。


H10年10月入社の浅野 正彦さん(S49年生まれ)にお話をお聞きしました。
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写真_浅野さん

どうして入社しようと思いましたか。

仕事を辞め、ハローワークで求人を探していたところ、この会社から求人が出ていました。元々車関係の趣味でFRP加工に興味があったので面接を受けに行き採用されました。

入ってみていかがでしたか?現在の仕事を教えてください。

樹脂を塗布しFRP成形を行っています。車関係の部品は作れませんでしたが、楽しいですよ。

社長が変わり社内で変わったことは

工場がきれいになりました。きれいになったので私たちも用具を片付けたりしてきれいに保つようになりましたよ(笑)。お陰でどこに何があるかわかりやすくなり能率も上がりました。

今、頑張っていることは

FRPについての知識を増やしたり資格を取得しようと頑張っています。今、新しい仕事が増えているので対応していけるようにしたいです。

趣味は

車でのドライブくらいです。

−どこに出かけますか

子供を連れて公園に行くくらいですね(笑)。

自社をPRしてください

FRPの加工でいろんなことにチャレンジできる会社です。取り付けなどで出張などもあり、気分転換もできます。若い人がまだまだ少ないので、ぜひ入社して欲しいですね。


編集後記
急遽経営者として舵を任された近藤社長。困難な状況の中で確実に舵を切られてきたことがよくわかりました。
目標に掲げられた「楽しい会社」、ぜひ実現していただきたいと思います。
(取材:小川、沼、町田)
posted by tsuyama-sangyo at 08:03| Comment(0) | TrackBack(0) | タカシ産業