

写真_冨山工場長 写真_岡山工場
業務内容を教えてください
独自の特許技術を活かした金属屋根の成形加工を行っています。
−変わった社名ですが由来は
創業者の名前「元旦(もとかつ)」と最初の製品名(金属屋根)に使われていた「ビューティ」を組み合わせたものです。よく美容関係の会社と勘違いされるのが残念です。
主力製品は何ですか
横葺き金属屋根です。耐風圧強度、意匠性(デザイン)、施工性に自信があり、製品が軽く建物のトータルコストを抑えることができます。
一番力を入れていることは
太陽電池一体型屋根、トップライト(屋根からの外光取り入れ)など省エネルギー、環境へ貢献できる製品づくりに力を入れています。
なぜ入社されましたか
大学を卒業後、地元に残りたかったのですが希望する職種も少なく、県南に就職しました。
その後、やはり地元に帰りたいと思っていたときにこの会社の社員さんと知り合い、誘われたので喜んで入社しました。
入社当時困ったことは
最初入社した会社がサービス業だったので、製造業との違いが大きく、工具や検査機器の使用方法を覚えたりするのに苦労しました。また、前職では接客をしていたので、毎日違う人と顔を合わせますが、工場では同じ人と仕事をし、雰囲気も大分違います。
最初は怒られてばかりで(笑)、慣れるのに時間がかかりました。
−工場長になられたのはいつ頃ですか。
3年前です。年配の方を含めみんながサポートしてくれて助かっています。
印象に残っている出来事は
入社して3ヶ月目に初めて一人で現場に行った事です。
現場成形といって長尺で運搬できない製品は、コイルを巻き取り現場に成型機を持ち込み加工します。それまでに2回先輩と行っていましたが一人で現場加工するのが不安で、無事終えて帰ったときはとてもほっとしたのを(笑)覚えています。
どんな方を採用したいですか
自ら考えて行動できる人がいいですね。岡山工場での採用は私と責任者で面接を行いますが、元気の良さ、挨拶ができるかを見ています。
人材教育にはどう取り組んでいますか
OJTによる教育を行っています。社員それぞれと目的(あるべき姿)に向けて、やりたいこと、やるべきことを話し合い目標を立てています。各自が決めた目標を達成(レベルアップ)できるように先輩・上司がサポート・教育しています。
社員との接し方で気をつけておられることがありますか
できるだけ話を聞くようにしています。今は工場長という立場ですが、以前はずっと同じ立場で仕事していましたので話しやすいです。仕事以外のことも話したりして和やかな雰囲気を作るようにしており、職員同士いい物はいい、だめなものはだめ、とみんなで話し合い協力してものづくりができています。

どんな学生時代でしたか
大学があったところが津山市と同じ規模の町でしたので、違和感無くのんびりした生活を送りました。
私は高校時代まで人と接するのが大変苦手でしたが、60人くらいいる下宿にいたので先輩や後輩と日頃の生活から付き合いがあり、対人関係で大変勉強になりました。送り出してもらった両親には大変感謝しています。
趣味は
自宅で映画鑑賞と言いたいところですが、仕事や地域行事への参加などでなかなかゆっくりと出来ないのが現状です(笑)。
目標と課題は
当社の目標は、屋根メーカーのトップになり、その後は屋根だけでなく総合建材メーカーへ進化していくことです。
課題は、複雑かつ多様で性能と信頼性を求められる昨今の建築において、要求されるものを具現化していくことです。
岡山工場では、毎年のように追加される新製品や既存製品を、安定した品質でユーザーに供給することを目標とし、社員の技術向上・育成を行っていきます。
H20年4月入社の名和 昌俊さん(S57年生まれ)にお話を伺いました。

写真_名和さん
どうして入社しようと思いましたか
派遣会社でいくつかの仕事を経験しました。その中である工場に勤務したときにものづくりの楽しさを感じ、自分に向いていると思うようになりました。
そんなときに家内の父がこの会社と取引があった関係で紹介され入社しました。
入ってみていかがでしたか?現在の仕事を教えてください。
ロールから寸法カットし、成形する製造工程が主ですが、ときには現場成形で出張することもあります。
入社前に工場見学させてもらったときは簡単そうに感じていた仕事がやってみると実際は難しかったです。私のいる第2工場は6ラインありますが、完全受注生産で品種も多いため加工機械は倍以上あり、段取り替えがかなり大変です。

困ったこと、大変なことは
今は特にないですが、素材の金属ロールなど重いものを持つのが最初は大変でした。
また、現場成形の際は一人で行くことが多いので失敗しないよう気を付けています。
−現場成形は遠くにも行くのですか
はい、この間は福岡の歴史資料館の屋根工事に一人で行っていました。
−外に出るのはどうですか
大変ですが刺激もあり(笑)面白いです。
今、頑張っていることは
段取り替えの時間短縮です。頭には入っていますが、体で覚えるぐらいまでになりたいと思います。
プライベートでは子供が二人いるので、面倒を見ることですね。
学生時代は何をしていましたか
ギター部に入っていました。またスノーボードも高校のときから始めました。
−音楽のジャンルは
特にこれといったのは無いですが、今もたまに弾いています。
社会人になり変わったことは
大きくは変わらないかもしれませんが、社会人になり年代の離れた人に仕事や仕事以外のことの話を聞くことが、とても勉強になると感じています。
これから就職する人へアドバイスするとしたら?
私はしなかったのですが、アルバイトは自分にあった仕事を探すのに役立つと思います。後は資格をとったり、仕事も遊びも本気でやってほしいですね。

自社をPRしてください
社員全員が一丸となってよい製品を作ろうと絶えず努力し進化しています。
工場やショッピングセンター、一般住宅まで大小、形状問わずいろんな仕事があり、自分の手がけた製品が形になって残るのもやりがいになります。
有名なところでは千葉マリンスタジアムや国立新美術館も当社が屋根を手がけています。
新築、改修いろんな建物に対応できますので、ぜひ当社の屋根材を検討ください。
編集後記
社の強みでもある環境に配慮した製品群は今後の成長が期待できます。実際、岡山工場の屋根にもトップライトが取り入れられており、工場内はかなり明るかったです。
人も職場も明るい環境で、優れた製品をこれからも生み出して頂きたいと思います。
(取材:山田、沼、町田)