2011年12月27日

ハリキ精工株式会社岡山工場 TV取材

ハリキ精工株式会社岡山工場さんをTV取材しました。



企画 津山圏域工業会
製作 株式会社テレビ津山
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2009年11月16日

超精密機器部品製造のハリキ精工株式会社岡山工場を訪問

「小さな部品で大きな信頼」をモットーに自動車やIT・AV・医療機器等の超精密機器部品を製造するハリキ精工岡山工場
現代の自動車・高度情報化社会において、企業としての社会貢献に取り組む、ハリキ精工株式会社岡山工場 小林孝一取締役製造部門統括にお話を伺いました。

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写真_小林取締役

―業務内容を教えてください。

こちらの岡山工場では自動車のシャフト部品製造を全体の8割、また、医療機器や航空機関係の部品製造を2割行っています。

―具体的にはどのようなものを作っていますか。

みなさんがよくお分かりになるもので言えば、自動車用エアコンに使うコンプレッサーの風量調整バルブシャフトで、トヨタさんや日産さんをはじめとした国産自動車メーカーの6,7割はうちの部品を使っています。あと、自動車のバンパーについているコーナーセンサーは全世界の6割程がうちの部品を使ったもので作られています。

―すごいですね。まさに世界を視野にされた会社ですが、入社したきっかけを教えてください。

もとは大阪で製造業の会社に就職していたのですが、長男ということもあって27歳の時にこちらにUターンすることになりました。ものづくりが好きだったので、大阪での仕事も充実感がありました。事務職、いわゆる机の上の仕事は自分には向いてないなというのがわかってましたから(笑)、帰ってきて家から近いこともあり、こちらに就職することになりました。

―入社当時困ったことはありましたか?

大阪での仕事は食品関係の製造でしたから、こちらの会社で行う仕事、いわゆる機械を動かすためのプログラムを組んだりしたことはなかったわけで。プログラムもわからない、機械の名前もわからない中でのスタートでしたからとても不安でした。しかし、ひとつひとつ仕事を覚えていくことで「ものをつくる」喜び、自分が作った製品ができたときの喜びはひとしおでした。ですから不安とか違和感といったものはすぐにどこかへ飛んでいきましたね。

―仕事を覚えるために努力したこととは?

そうですね、私が入社した頃、仕事で任された図面を必ずその日のうちにやり遂げて帰宅するという信念がありました。ですから朝方まで作業したこともありましたし、夜中の1時2時はざらでしたし、でもそれが苦にはならなかったですね。今から考えたら「何を考えてるのか」って思いますけれど(笑)

―本当に「ものをつくる」ことが大好きなエピソードですね(笑)。では、仕事上、特に印象に残っていることとは?

入社当時、難しい加工を可能にした複合加工ができるNC工作機械が入ったばかりでして、その担当をされていた方が急に辞められて、誰も操作する人がいなくなってしまいました。しかし、そんな事情でもお客さんから図面が会社には送られてきて、それで私が担当することになったのですが、プログラムを作っても動かしてはエラーになり、困ってメーカー担当の方に問い合わせをし、また動かしてはエラーになり、と大変苦戦しましたね。実戦で覚えたようなものです。実際には動くようになるまで1週間はかかりましたね。誰も教えてくれる人がいないわけです、みんなわからない訳ですから(笑)

―大役でしたね(笑)。そうした実戦での経験などを通じて、今のお立場から社員の方に伝えたいこととは?

会社として他との競争を勝ち抜く上でも技術力は重要で、社員が力をつける為ならいろいろな面での支援は惜しまないと思っています。本人の努力も必要ですけど、会社としての教育はとても大事です。また、特に思うのは、一人の技術だけではなかなかステップアップしない、何人かの集まりのなかで、切磋琢磨し、それを持ち寄ることで会社として力をつけていくものだと思っています。

―チームワークが大事なのですね。では社員との接し方で気をつけておられることは?

そうですね。特に若い社員は私たちが普通に話しかけても緊張することがあると思うので、だからなるべく仕事の話はしないようにしています(笑)。これから寒くなる時期でしたら「風邪をひいてないか?」といった日常会話をするようにしています。仕事に関することは課長たちに聞けばわかることですからね。

―では社員を採用される際に重視されることがあれば教えていただけますか?

いろんなことに積極的に取り組む人ですかね。あとは学校での休みの状況。仕事をする上で自己管理ができる人かどうかと、休むことで仕事上周囲に迷惑をかける、いわゆるチームワークを重視する点ということで、これは特に重要だと考えています。

―学生の方には貴重なご意見ですね。ではご自身の学生時代についてお尋ねします。

学生時代は勉強より、好きなことをして過ごしました。楽しい思い出はたくさんあります。もちろん失敗したこともたくさんありますが、それが全部マイナスにはならないと思うんですよ。どんなときでも失敗して「もうダメだ」ということは絶対なく、いかに前向きにとらえてプラスに変えていくかが大事だと思います。

―趣味や興味のあるものについて教えていただけますか。

家でじっとしているのが苦手でして(笑)。休みの日はゴルフやソフトボールなどのスポーツ全般やドライブを楽しんでいます。この前も会社のみんなでゴルフコンペをやったんですよ。

―会社のみなさんで行事をされたりするのですか。

工場の社員みんなでつくる「岡友会」というグループがあります。ボーリング大会や1日旅行をやったり、ベトナムにある工場から人が来れば歓迎会をしたりしています。

―ベトナム工場とは交流があるのですか?

結構ありますよ。今月も新しい機械を買ったのでそれを勉強しにベトナムから3名が技術習得のために来ています。ベトナムの方は勤勉で日本語の勉強も熱心なので言葉の問題もないですね。私も来週出張でベトナムに行きますし、うちの若い社員にも貴重な経験としてベトナムへ行きたければいつでも言うように言っています。若いうちの経験はなにものにも変えがたいものです。

―最後に今後の目標を教えてください。

ものづくりで言えば今までやったことのない分野、例えば燃料電池の開発などに挑戦したいと思っています。実はこの度、今までにないような規模の機械を導入するので、それに見合うような技術や工法を習得したいと思っています。


入社7年目で同期でもある采女達也さん(29歳)と岡本誠司さん(24歳)にお話を伺いました。
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写真_采女さん 写真_岡本さん

―どうして入社しようと思いましたか。

(采女さん)専門学校を卒業後、電子部品の検査の仕事をしていたのですが、もともと「ものづくり」が好きだったことと、機械を扱うことが好きだったので、この会社に入社しました。
(岡本さん)津山商業高校に通っていたのですが、機械をさわるのが好きだったのと、学校の先生の紹介があって、この会社に入社しました。

―会社に入ってみていかがでしたか?

(采女さん)思っていた以上に精密なものを加工しているんだなあ、というのが第一印象でした。小さいものでは2、3ミリの加工、例えばパソコンや家電機器に使うハードディスクに使われる部品を作るので、技術のある会社なんだなあ、と思いましたね。
(岡本さん)第一印象はこの会社はみんないい人だなあ、ということでした。高校にいるのとかわらない感じが入った頃にしていました。
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―困ったことはありましたか?

(采女さん)いろんな種類の機械操作を覚えるために時間がかかったのは苦労しましたね。
(岡本さん)商業高校だったので製造業の勉強をしていなかったので、いろんなギャップを感じることはありました。

―学生時代の思い出を教えてください。

(采女さん)高校時代は部活の弓道を頑張っていました。県大会に出場したりして、頑張っていましたよ。
(岡本さん)高校時代は部活の柔道ばかりやっていました。ライバル校に負けないよう練習をよくしました。先輩たちはよく全国大会にも出てましたが(笑)。

―今、頑張っていることは?

(采女さん)仕事の面でいえば、技術力の向上です。新規の仕事などがあったら積極的にチャレンジして加工技術を上げていきたいと思い頑張っています。あとは、家庭を大事にしたいと思っています。
(岡本さん)今年、子どもが生まれたので今は子育てを頑張っています。

―社会人になって感じることは?

(采女さん)自分の作った製品が世の中に出て使われていることの喜びとそれなりの責任を強く感じることです。いろいろ辛いこともあるけど、楽しいこともあります。
(岡本さん)いいかげんなことはできない(笑)仕事も子育ても。
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―これから就職を目指す人へアドバイスするとしたら?

(采女さん)どの会社に入るにしても、自分で調べて、自分で決めて入ることですね。工場見学などもして、会社のことをよく知るべきだと思います。
(岡本さん)学校の授業でもあると思いますが、パソコンは使えるようになっておいた方がいいと思います。エクセルやワードはどんな仕事でも使うので。

―自社をPRしてください。

(采女さん)NC機械の設置台数はこのあたりでも他にないのではと思いますし、精密な加工ができる技術には自信を持てる会社です。
(岡本さん)人間関係が非常によい会社です。二人とも「岡友会」の実行委員会ですし(笑)、本当に社員のみなさんが仲のいい会社です。


取材後記
自分が苦労して作ったものが形として生まれる、そして誰かが使ってくれる喜びを知ることは「ものづくり」にかかわる人すべての幸福であり、企業としての社会に貢献する意義であることを今回の取材でお話をうかがうことで知ることができました。
日本が世界に誇れる「ものづくり」の技術と喜びを、一人でも多くの若いみなさんが知るきっかけとして、このブログがお役に立てればと思った取材班でした。
(取材:国本、町田)
posted by tsuyama-sangyo at 17:58| Comment(0) | TrackBack(0) | ハリキ精工渇ェ山工場